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慶会桜

慶会桜
解說: ここは韓国で一番規模の大きな樓閣(ろうかく)、キョンフェル(慶会桜)です。 「キョンフェ(慶会)」とは 正しい人に会うと、めでたいことがおこる、という意味で 王様と家臣の関係を意味しています。 キョンフェルは、 使臣たちの宴会場としても使われたり、 周辺では 弓の大会、科挙(かきょ)の試験、雨乞(あまごい)の儀式などの 公式行事が行われました。 東京ではカラスの問題で頭が悩まされているように ソウルは鳩とカササギのためにさまざまな問題が起こっています。 そして朝鮮時代には鳩とツバメのため問題がたくさんありました。 内官1: (ばさっ、ばさっ) やれやれ、つばめよ。巣を壊したからって わしを責めるなよ。 おまえらのせいで建築物の木材が台無しになってしまうのじゃ、 すまんのう。 内官2: フンのことをどうして省くんだ? 鳥のフンがどれだけしつこいことか。 一日過ぎただけでもふき取ろうと思ったら頭が痛い。 内官1: 建物ごとに鳥よけの金網をはればこんな苦労をせずに済むのに。 そう思わんか? 内官2: なんということを。 金網をはるのにいくらお金がかかかると思ってるんだ?! 昨日も宮殿を修理するのにお金がかかりすぎると 家臣たちがチョナ(殿下)に意見書をだしたそうじゃないか?! 内官1: やれやれ、さあはやく片付けよう。 解說: 世宗(セジョン)大王は いくらお金がかかり、手間がかかっても 直すべきものは直す必要があるではないかと言われ、 汚くなったキョンフェルの軒(のき)の飾りをきれいに修復されました。 キョンボックン(景福宮)の軒は 日本の城では見ることができない様々な華やかな色彩に包まれています。 それを 「丹青(たんせい)」と言うのです。 五つの色、 つまり青、赤、白、黒、黄色の5色でできていて 東洋の五行思想を反映しているのです。 朝鮮時代には 丹青を保護するため 大きい建物には鳥よけのために金網をつけましたが、 小さな建物には先が3つにわかれた槍(やり)をさして鳥よけにしたといいます。 丹青に込められた意味があるように キョンフェル(慶会桜)自体も 易学(えきがく)と陰陽五行(いんようごぎょう)の思想に合わせて設計されているのです。 一つだけ例を挙げると、 全部で48本ある石柱(せきちゅう)のうち 外側にある24本は四角形で地を象徴しています、 そして内側にある24本は円形をしていて天を象徴し、それぞれが陰と陽を表しています。 石柱にある斑点は朝鮮戦争の時についた銃弾の跡ですが、 幸いキョンボックンは 日本に植民地にされたときも壊されることはなく、 また朝鮮戦争の時も爆撃されませんでした。 屋根の一番端のいろいろな像が見えますか? 西遊記(さいゆうき)の主人公、三蔵法師(さんぞうほうし)や沙悟浄(さごじょう)など 鬼を退治する多くの像が取り付けられています。 キョンフェル(慶会桜)の屋根に飾ってある像はなんと11個にもなるんですよ。 これはほかのどの建物より多いんですが、 これらの像が戦争の爆撃の中でもキョンフェル(慶会桜)を守ったのではないか、 と想像してみたりします。 一年の最後の日、大みそかになると 鬼を追い出すという儺禮(ナレ)という儀式が行われ、 キョンフェルで花火大会が開かれもしました。 1426年 1月 1日。 世宗(セジョン)大王がキョンフェル(慶会桜)で宴会を催したとき 非公式に朝鮮を尋ねてきた日本人たちをみんなよんで、 食べ物を振舞(ふるま)われた、と朝鮮王朝実録は伝えています。 当時、キョンフェル(慶会桜)の池から花火を見た日本人たちは どんなことを考えたのでしょうか。 今ここに立っていらっしゃる皆さんは何を考えていらっしゃいますか。

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