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泰元殿

泰元殿
解說: 最高の権力を持った王様にも死は訪(おとず)れます。 朝鮮の王様が息をひきとった後、安置された所、テウォンジョン(泰元殿)です。 王様に仕えていたネグヮン(内官)が屋根の上に登ります。 手には王様が普段着ていたコルリョンポ(袞竜袍)を持っています。 左手で襟をつかんで、右手で腰の部分をつかみ、 振りながら北の方に向かって大声を張り上げます。 內官: お帰りくださいませ~お帰りくださいませ~お帰りくださいませ~ e.)なき声 チョナ~ 王様が息をひきとりました。 それでも、王よ帰ってきて下さいと、大声で叫びます。 氷をいっぱい満たした寝台の上に新しい服、九着を着た王様が 頭を南にして横になりました。 髪をほどき、喪に服した皇太子と大臣たちは朝夕に法事を行って、 一日に六回ずつ泣いて悲しみを表します。 三日の間は食事をすることもできません。 亡くなって三日後、新しい服十九着をお着せします。 五日目の日、王様の顔を覆って、90着の服を着せた後、からだを縛ります。 一度息をひきとった王様は再び戻らないためです。 その後、入棺の次第が終わると、皇太子は王の位置に上がります。 前王の葬儀期間に行われる朝鮮王の即位式は新しい王様をむかえる喜びというよりは、 父親を失った息子と民の悲しみがより大きいものでした。 テウォンジョン(泰元殿)は普段は亡くなった王様たちの肖像画、 「オジン(御真)」を祭った所です。 肖像画は普通ふだん着の「コルリョンポ(袞竜袍)」を着て、 セミの翼(はね)という意味の「イクソングァン(翼善冠)」を被っておられます。 長い間、地を這ったいた幼虫が翼(はね)をつけて飛び立つ姿が、 皇太子として辛い歳月を耐えて、最高の位置、王様になるのと似ているからでしょうか。 イクソングァン(翼善冠)には露だけを食べて生きていたセミのように、 清廉潔白に生きるようにという儒教の教えが込められているとも言われます。

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