王様がキョンボックンにお住みになっていた朝鮮時代にも 普段は堅く閉められていた門、北側の門、シンムムン(神武門)です。 キョンボックンのあちこちには陰陽五行(いんようごぎょう)と、易学の元となる周易(しゅうえき)の奥深い哲学、そして儒教の教えが盛り込まれています。 東西南北の四方向に対称に設置されている四大門は、春、秋、夏、冬を象徴する名前と四方向を守る四神(しじん)が各々描かれています。 東のコンチュンムン(建春門)には青龍(せいりょう)、西のヨンチュウムン(迎秋門)には白虎(びゃっこ)、南のクァンファムン(光化門)には朱雀(しゅじゃく)、シンムムン(神武門)には名前のように北を守る玄武(げんぶ)が描かれているのですが、各門を通る時、頭の上に描かれた四神(しじん)らに目礼をすると、悪い気配を追い払ってくれるかも知れません。 闇なくしては光が現われることができないというもの。 しかし、もしかしたら、陰気の北門からよくない気勢が入ってくるかもしれないと考えられ 北側の門はいつも堅く閉じておいたといいます。 ところが、朝鮮時代の政治的な陰謀が シンムムン(神武門)から始まった場合もあったので、 「ひょっとして」が「やはりそうだったのか」、とでも言えましょうか。