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永齊橋

永齊橋
解說: 王様専用の敷地に立ち入るヨンジェギョ(永齊橋)です。 日本国王使一行が フンネムンを通って ヨンジェギョ(永齊橋)の前でまた立ち止まりました。 先ほどフンネムンのところで申し上げましたが、 中央の道は王様のお籠が通った道 西側は武臣、東側は文臣が通った道。 室町幕府から派遣された使臣たちは どっちを歩いて入って行ったんでしょうか? たぶん 武士だから西側を歩いて入って行ったじゃないでしょうか?日本国王使の責任者である正使と副使の対話です。 副使: 正使(せいし)さま、宮廷が美しいことは美しゅうございますが、 城壁も低目で、堀もなくて、 この小川は、何といいますか? それに あの橋は石でできていて、しかも固定されておりますし 敵が攻め寄せて来た時持ち上げることもできませぬ。 こんな守りでどうやって戦争をいたしますか。 天守閣もないし 広いばかりで、城主がとどまるには危険このうえございませぬ。 正使: わしが聞いたところによれば、朝鮮で王と戦争をするのは 天地開闢、つまり新しい世界を立てることと同じ事だと言っておったぞ。 副使:: 天地開闢、ですか?正使: 武力で勝ったとしても、それが終りではない。 すべての民から支持を得ることができなければ 王になるどころか、反逆者として罰せられ、 その家は三代苦労するという話しじゃ。 副使: ははーっ?!それなら天地開闢のほうが簡単そうでございますね。 正使: 戦争の心配があまりないから ここは、戦(いくさ)のための城ではなく、単なる王様の住居なのじゃ。 宣慰使: この橋の名前はヨンジェギョですが クムチョンギョ(禁川橋)とも呼ばれております。正使: クムチョンかぁ・・・、 ここからは王様がいらっしゃる所だから 関係者以外の出入りを禁ずるという意味ですな?! 宣慰使: そうでございます。 この橋の向こうは王様が住まれる神聖な所ですので 身も心も清めなければなりません。 副使: 神社に入って行く前に手を洗う、 手水舎(てみずや)のようなものでござるか? それでは、あの水で手でも洗わなければ・・・ 正使: オホム! 宣慰使: そんなことまではしなくとも結構でございます。 正使: 橋の両側に置かれているあの石の像は、 邪悪なものを退けるという「ソス(瑞獸)」いわゆる「めでたい動物」ではござらぬか? 宣慰使: はい。もしも水路をわたって入って来ようとする邪悪なものがいれば、 それを退けて宮廷を守る動物です。 クンジョンジョン(勤政殿)のみならず、 キョンボックン(景福宮)にはこの動物のように宮廷を守る 神霊なけものたちがたくさんいます。 では、参りましょう。 e.) 足音 副使: 正使(せいし)さま、あのソス(瑞獸)はずいぶんくたびれているようでございますが。 正使: 何のことじゃ? 副使: あの、左側にあるあのソス(瑞獸)は舌を出しておりますが? 解說: 舌を出して人をからかっているようなソス(瑞獸)を見たことがありますか? なぜあんなカッコウをしているのかは、残念ながらよくわかりません。 ヨンジェギョ(永齊橋)の正面に見える大きい建物、クンジョンジョン(勤政殿)周辺には 東西南北のそれぞれの方向に配置された、12匹の干支(えと)の動物たち、 そして東-青竜(せいりょう)、西-白虎(びゃっこ)、南-朱雀(しゅじゃく)、北-玄武(げん ぶ)の四神(しじん)、つまりよっつの神(かみ)、 そして中央には黄竜(こうりゅう)が陣取っています。 隠し絵を探すように、皆さんも一度探してみてください。

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