芙蓉亭を見下ろしながら堂々と立っている映花堂。<br/> 後苑の他の場所が静的な曲線の世界だとすると、ここは、動的な直線の世界でした。<br/><br/> 今は昌徳宮と昌慶宮を分かつ塀で塞がれているのですが、映花堂は、広々とした春塘台と一つのエリアに繋がっていました。<br/> 春塘台では王と臣下たちが一緒に矢を射たり、宴を楽しんだり、国の官吏になるために各地方の予備試験を通過した者たちが王を迎えて最後の試験を受ける場所でもありました。<br/><br/> 朝鮮の13代の王である明宗がこの場所で開いた行事が絵で伝えられています。<br/> 東側の軒には大きな布織りの日除けがかかり、春塘台側に広がっています。<br/> 大きな竹を柱にして立てたので、木々が皆その下に隠れるほど高かったんです。<br/> 映花堂の前に王座があり、文武百官は皆石段に敷かれた板の上に所狭しと座りました。<br/> 王はこの日、文臣たちに直々に題目をお与えになって詩を詠ませ、武臣たちにはペアを組んで弓を射らせました。<br/> 良い成績を収めた者には虎と豹の毛皮などを賜りました。<br/> 芸妓たちが舞いを踊る後ろには楽師10名が並んで座り、コムンゴと呼ばれる弦楽器、テグムと呼ばれる木管楽器、琵琶などの楽器を演奏します。<br/> 英宗(ヨンジョ)王も小正月に王族たちを招いて弓矢に興じ、引退した臣下たちを労うために、宴を催したりしました。<br/> 浮き浮きとした映花堂の様子が想像されるでしょう?
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